Q:ブライドルレザーはエージングしない?

A:あまりしません

財布やバッグなど幅広く使われており、丈夫さと堅牢さで人気のブライドルレザーですが、実は他の皮革と比べてエージング(経年変化)はあまりしません。

まったくしないわけでは無いのですが、それほど変わらないという感じです。

そもそもブライドルレザーはエージングしないように作られている

もともとブライドルレザーは、鞍や手綱など馬具に使うために開発された皮革です。なので革を圧縮して、丈夫で堅牢性を高くしたり、ロウを染み込ませて耐水性や耐候性を高めたりして作られています。

日本人って一般的にエージングとか経年変化が大好きですよね(実は僕も好きなんですが)。なんか財布とかバッグとかを育てる感覚に、農耕民族の血が騒ぐんでしょうか。でも基本的にヨーロッパの人たちは「エージング=劣化」と見る人が多いので、あまりエージングにはこだわらないみたいです。

「日本人はエージング信仰が強いんですよね」
って某革製品の会社の人が言ってましたが、まさにその通りだと思います。

エージングを楽しみたいのであれば、マットーネなど、エージングしやすい皮革を選ばれるほうがいいかもしれません。

ブライドルレザーのエージング(経年変化)の様子

ここでは僕が使ってるブライドルレザーの小銭入れの経年変化の様子を紹介します。さっきも書きましたけど、ほとんど見た目は変わらないんですが・・・(ちなみにこの小銭入れはブライドル・グランドコインパースです。

購入直後

購入直後はまだロウが吹いていて、全体的に白っぽくなっています。

使用一日後

一日経つとロウが取れて本来の皮革の風合いが出てきます。

使用一年後

一年経ちましたが、見た目も触り心地もあまり変わらないです。もちろん使用時についたキズとかはあるんですが、それもあまり目立たないですね。(奥にある小銭入れは新品です)

というわけでブライドルレザーはあまりエージングしません

ただまったくしないわけではないので、ゆっくり育てるならいいかもしれませんね。

こちらにブライドルレザーの由来やお手入れ方法などが詳しく書かれています。良かったら参考までに。

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